寒くなると暖房が必須になってきますね。
ですが、寒い季節をしのぐ暖房器具は正しい安全な使い方を知っておかないと大きな危険があることを見逃してしまっていることが多いです。
特に赤ちゃんや小さな子供さんのいる家庭では使い方を誤るとやけどや事故の原因になりやすい危険な暖房器具も。
ということで今回は
暖房器具の安全な使い方や注意点
赤ちゃんや子供にも安心な安全装置
省エネにおすすめな暖房器具の使い方
などについてまとめてみました。
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目次
暖房器具の安全な使い方と注意点
ストーブ類
即暖性にも優れているので昔から使っている人も多いのがストーブです。
灯油のほか、最近ではコンパクトサイズの電気ストーブなどもあり、すぐ暖まる便利さから洗面所や脱衣所に置いている人も多いようです。
昔は幼稚園や小学校でお弁当を石油ストーブの上に載せて暖めたりしたものです。(最近はどうなんでしょうか?笑)
家庭では今でも鍋を置いて料理を保温したり、近くで洗濯物を乾かしたりと日本人の冬の暮らしにすっかり密着してきたストーブですが、その力強い火力や熱源そのものが実は火事の元でもあります。
あなたはこんな経験はありませんか?
寒さのあまりストーブに近寄りすぎて気がついたらなんだか焦げ臭い。
心配になって見てみたら、膝付近や背中あたりの衣服が焦げたり溶けていた…。
恥ずかしながら、私は数え切れないくらいあります。笑
いえ、笑い事ではありません。
服が少し焦げたり溶けたりする程度で済めば良いですが、火は手加減してくれません。
まさか我が家に限ってそんなことは…とつい考えてしまいますが、毎年ニュースで冬の火事が話題にのぼることを考えれば、明日は我が身。
暖房器具の火の用心には最大限の注意が必要です。
ほんのすこし油断したり目を離した隙に近くの洗濯物に火が移り火災に、なんてことになりかねませんからね。
石油ストーブのお手入れは大丈夫ですか?
暖かくなってきたからもう不要とばかりに、昨シーズンの冬の終わりに灯油を入れっぱなしにしていませんか?
シーズン終わりに空焚きをしないで一年持ち越してしまうとストーブ本体の故障を招きかねません。
寒くなくなってきたから「ハイ、さよなら!」ではなく、翌年も安全に使えるようにシーズン終わりにはお手入れをし一年間、大切に保管しておきましょう。
電気毛布類
ストーブに比べ、火事の心配は薄いですが、電気毛布類は「低温やけど」への注意が必要です。
低温やけどは電気毛布に限らずホットカーペットや使い捨てカイロにもあてはまるのですが、同じ部分に長時間熱を当て続けることで生じるやけどのことです。
一般的なやけどのように瞬間的に水ぶくれができたり痛みを感じません。
そのため気づかないまま症状が悪化していくことが多いのが特徴ですから、赤ちゃんや小さな子供さんは自分で気づいたり予防できません。
低温やけどを防ぐために、できるだけ低温に設定しておいたりタイマー設定を上手に使うと良いですね。
使い捨てカイロや湯たんぽなどは直接地肌に触れないようにタオルで巻いてから使うなどの工夫も必要です。
こたつ
一度入ってしまうとなかなか出られないほどの暖かさと快適さ。
そんな魅力を持っているのがこたつです。
その居心地の良さからうっかり寝落ちしてしまった経験のある人も多いのではないでしょうか?。
こたつも電気毛布などと同じく低温やけどへの注意が必要ですが、それ以外にも意外と知られていないのが「脱水症状」です。
こたつでの安全や使用上の注意点についてはこちらでも紹介しいています。
⇒こたつで風邪ひく理由や原因は?悪化防止の対策や予防の方法は?
暖房器具の子供におすすめの安全装置
子供さんのいるご家庭で暖房器具を安全に使うために注意しておきたいポイントは
扱いが簡単
万が一、触れてもやけどをしにくい
倒してしまっても安全・安心
といった点です。
暖房器具の扱い自体が簡単
小さな子供さんの面倒を見ながら複雑な操作をするのは、なにかと忙しいママさんにとっては結構な負担です。
わかりやすく使いやすい暖房器具は結果としてなにより安心材料ですからね。
日日常のメンテナンスに手間がかかるタイプもできれば避けておきたいところです。
触れてもやけどをしにくい
これは言うまでもなく、やけどや事故のリスクが低いものが良いということ。
小さな子供さんは大人が想像している以上に好奇心旺盛です。
赤い光を放つ暖房器具などともなると格好の興味の対象です。
本来は小さな子どもさんからは常に目を離さないのが理想ですが、現実的には不可能な話です。
余計な心配やリスクが極力少ない暖房器具を選んでおきたいものです。
倒してしまっても安心
近年、日本全国で予期せぬ大型の地震の発生が増えています。
急な災害時、赤ちゃんや小さな子どもさんのいるご家庭では家族の安全確保だけで手一杯となり、火の元管理まで手が回らない可能性も十二分に想定されます。
自分たちの身の安全を優先した結果、最悪の場合 暖房器具から発火ということも起こり得る訳です。
こういった不足の事態にも耐えられる「安全装置」の有無も購入前にしっかり考慮しておきたい大切なポイントです。
暖房器具の主要な安全装置
不測の事態に対応し家族を危険から守るための主要な安全装置には下記のようなものがあります。
これらの安全装置は本体の異常過熱や転倒時に自動的に電源を切ることで火の元を止め火災を防いでくれる役割を担っています。
タオルや衣服類が上から覆い被さると自動的に電源OFFする過熱防止装置
本体が倒れてしまった場合に自動的に電源OFFする転倒安全装置
予期せず一定以上の電流が流れてしまった場合に自動的に電源OFFする過電流保護ヒューズ
(過電流保護ヒューズが切れることで通電を遮断します。)
小さな子どもさんのための安全装置についてはこちらでも紹介しています。
⇒ヒーターを安全に!子供のための安全装置や安全規格とは?
暖房器具の省エネ使用法
結論から言いますと、ご家庭の環境に応じた暖房器具の選定や組み合わせが省エネにも有効ということです。
例えば、空気が乾燥した状態より湿度の高い状態の方が暖かく感じられます。
暖房に加湿器を併用することで暖房の省エネ化ができます。
加湿器についてはこちらでも紹介しています。
⇒加湿器の手作りは紙でおしゃれに!簡単で効果のある作り方は?
暖かい空気を循環させるためにファンを併用することで効率良く短時間で室内温度をアップ!
ホットカーペットなどは温度調節や暖める面積の調整をこまめにおこなうことで無駄な電気代の節約を実現!
フローリングの部屋でホットカーペットを使うときは、下に一枚余分にカーペットを敷くだけで電気代を節約。
などなど。
省エネのコツは
温度をできるだけ逃がさない
暖房器具は単体でなく組み合わせや併用で効率的に使いこなす
ちなみに最近ではこたつ布団の保温機能もさらに進化したおかげで、昔に比べ電源を入れなくてもこたつに入って暖かく過ごすことができるようになってきています。
暖房器具の使い方や暖房の設定温度にしても固定概念にとらわれず、あらためて考えてみたり見直してみるのもいいかも知れませんね。
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