冬場に使うヒーターは赤ちゃんにとって
「優しい」・「安全である」ということがとても大切です
安全のため常時、赤ちゃんを見守って
一切、目を離さないのが理想ですが現実的には難しい面もありますよね
そこで今回は
赤ちゃんに優しい冬場のヒーターは?
ヒーターの種類と特徴
低温やけどなど赤ちゃんへの安全対策の方法
などについてまとめてみました
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目次
赤ちゃんに優しい冬場のヒーターは?
赤ちゃんの安全のためには
「やけどをしにくいこと」
「万が一、ヒーターを倒したときの安全装置がついていること」
などがヒーター選びのポイントになります
ヒーターの赤い色や温風の吹き出す音など
赤ちゃんにとってはどれもこれも格好の興味の対象です
怖いもの知らずなので何にでもすぐに手を伸ばしたりします
赤ちゃんへの安全面を考えると
倒しても火災などのリスクが低い
表面を触ってもそれほど熱くない
温風を使わないの空気が汚れにくい
これらの要件を兼ね備えたパネルヒーターや
電気だけで稼働する
セラミックファンヒーターなどが安心と言えるでしょう
ただし、ヒーターにもそれぞれにメリット・デメリットがありますので
まずはヒーターの種類や特徴を知っておきましょう
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ヒーターの種類と特徴
遠赤外線ヒーター
遠赤外線ヒーターとは「発熱体」で熱を作るしくみで
スイッチを入れるとヒーターが赤くなる
通常「電気ストーブ」と呼ばれているのがこのタイプです
遠赤外線ヒーターは部屋全体を暖めるというよりは
ヒーターの目の前を暖めるといったイメージです
器具から直接熱い熱波が送られてくるので
部分的に室内を暖めるのには適しています
「短時間で暖まること」・「価格が比較的安い」のがメリットですが
「暖まる範囲が狭く部屋全体を暖めるには時間がかかる」
「やけどの危険から赤ちゃんを守るためガードで囲むなど対策が必要」
といった点がデメリットです
ちなみに
一般的な遠赤外線ヒーターは「ニクロム線」を使っていますが
発熱体に「ハロゲンランプ」を使っているものをハロゲンヒーター
「炭素化合物」を使っているものをカーボンヒーターなどと呼んでいて
使っている発熱体の素材の違いで
熱の伝わり方(暖まり方)に違いが出ますが原理は同じです
直接発熱しているため
発熱体に触れてしまうとやけどしますので
赤ちゃんのいるいるご家庭では注意が必要になります
石油ファンヒーター
石油と電気で稼働するファンヒーターです
「燃料コストが安いこと」・「暖房のパワーが強いこと」がメリットですが
「温風が出て部屋が暖まるまでに少し時間がかかること」
「石油を購入するのが手間」
「空気が汚れやすく定期的な換気が必要なこと」
などがデメリットです
ガスファンヒーター
ガスと電気で稼働するファンヒーターです
暖まるスピードが速いのがメリットですが
ガス管の設置や接続といった初期設定に手間がかかるのがデメリットです
パネルヒーター
パネルヒーターは内部の機器そのものを高温にし
機器からの放熱で空気の対流を起こすことで
室内の空間全体を暖めていくというしくみです
「直接温風を出さないので室内の空気が乾燥しない」
「換気が必要ない」などのメリットがあります
半面
「部屋を暖めるのに時間がかかる」
「電気代が高め」といったデメリットがあります
オイルヒーター
パネルヒーターと同じく
電気で暖めたオイルを機器内で循環させて
放熱させることで室内を暖くしていくしくみです
「電源OFF後も、余熱で暖かい時間が長く確保できる」のは一つのメリットです
セラミックファンヒーター
電気だけで稼働するファンヒーターです
「石油の手配やガス管設置などの手間がない」
「手軽にすぐ使える」のがメリットです
反面
「暖房のパワーがあまり強くない」のがデメリットと言えます
セラミックファンヒーターについては、こちらでも詳しく紹介しています。
↓ ↓
セラミックヒーターは赤ちゃんに安全?暖房器具の使用体験談
赤ちゃんのための低温やけど防止や安全への対策
ヒーターを使うときにやけどを防ぐのはもちろんですが
もうひとつ、低温やけどへの注意も必要です
人間の皮膚の構造は表皮・真皮・皮下組織の
3つの層が重なってできています
皮膚の表面、表皮だけで済む軽いやけどなら
やけど跡も残らず数日で治りますが
やけどが表皮より奥の層にまで及ぶと
皮膚へのダメージは大きくなり場合によってはやけど跡も残ってしまいます
ひどいときには水ぶくれなどもでき傷口を正しく処置しておかないと
感染症の危険も出てきます
赤ちゃんは低温やけどになりやすい
赤ちゃんと大人を比べたときに
皮膚が3層でできているという構造は同じですが
赤ちゃんは一つ一つの層が薄く
その厚さは大人の半分程度しかありません
つまり、赤ちゃんの皮膚は大人よりも短時間で
低温やけどのダメージが奥の層へ伝わりやすく危険ということです
赤ちゃんの場合、環境や状況によっては
30分程度の短い時間でも低温やけどになる危険が出てきます
暖房器具を使っているときはこまめに赤ちゃんに目配せをして
異常がないか細心の注意が必要ですね
必要以上に暖房器具に頼らない
風邪をひくのを心配してすぐに暖房をかけたくなりますが
赤ちゃんは暑さに比べると寒さには比較的強いです
逆に体温調節機能がまだ弱いため
同じ気温でも大人より暑く感じやすく、すぐに汗をかいて体温が下がり
結果、風邪をひいてしまう心配があります
生後6ヶ月くらいまでの赤ちゃんの服装は
大人より1枚少ないくらいの枚数にしておくくらいが適度とされています
赤ちゃんを寝かせるときは
寝室や布団を暖め過ぎていると低温やけどだけでなく
汗のかき過ぎへの注意が必要です
寝る前にヒーターや電気毛布で部屋や布団を暖めておいて
寝るときには暖房をOFFにするといった方法が良いでしょう
こうするだけでも
赤ちゃんを寝かしつけて少し目を離しているうちに
低温やけどさせてしまったなどということも防げます
赤ちゃんのいる家庭では
部屋の広さや使う場所・時間などを考慮しながら
ヒーターそれぞれのメリットとデメリットを
総合的に判断して選んでいくのがベストです
赤ちゃんはもちろん
家族全員が安心して使えるベストな暖房器具を選んで
快適な冬を過ごしてくださいね!
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