インフルエンザの予防はしても流行シーズンともなると感染が心配。


子供の様子がちょっと変!と感じたら念のため早めに検査をしてみた方がいいかも知れません。



インフルエンザ検査の子供の費用は無料?方法や時期はいつまで?


ところで子供のインフルエンザ検査ってどれくらいの費用がかかるのでしょう?


検査の方法や適切な検査の時期ってご存知ですか?


大切な子供さんのインフルエンザが心配なら早めに検査のことも知っておいた方がいいですね。




ということで今回は

子供のインフルエンザ検査の費用は?

インフルエンザ検査の方法や適正な時期は?


など、インフルエンザ検査についてまとめました。




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インフルエンザ検査の子供の費用は無料?



子供のインフルエンザ検査の費用は?




インフルエンザの予防接種は病気の治療ではなく予防のためなので、健康保険が適用されません。


そのため高いケースでは5,000円~6,000円とかなりの負担となることがあります。




一方、インフルエンザの検査は保険が適用されます。


インフルエンザ検査に適用される健康保険ですが、小学校入学以後は自己負担3割です。(70歳未満まで)


小学校入学前の子供さんなら自己負担2割で済みますので費用はさらに少し安くなります。




気になる金額ですが、3割負担の場合でインフルエンザ検査にかかる自己負担費用は1回1,700円〜2,000円程度と予防接種よりかなり低価格です。


ただ、住んでいる地域や医療機関によって検査の料金に違いがありますので、普段利用されている病院などにあらかじめ確認してみてください。


ちなみに検査の結果、インフルエンザの感染が確認されると薬も処方されますので、その際は上記以外に治療分の料金が加算されることになります。


また、自治体によっては子供の医療費を補助してくれているところもあるので、お住いの市区町村に確認してみてください。




いづれにしても初診料込みでのこの金額は、予防接種と比べると、かなりの低料金と言えます。




このように最近では検査費用については、かなり低く抑えられていますので、子供さんが感染しているかも!?と心配なときはぜひ早めに一度検査してもらうことをおすすめします。


ただ、検査の料金は変動する可能性がありますので、実際に検査を受ける際には事前に問い合わせをしてみてくださいね。


インフルエンザ検査の子供の費用は無料?方法や時期はいつまで?




インフルエンザ検査に保険が適用されない場合




基本、インフルエンザ検査には健康保険が適用されますが、中には保険証を持っていても適用が認められない場合があります。


例えば

世間での流行状況、本人の症状や診察での所見などから極めて感染症の可能性が低い場合の検査


⇨体調も至って良好で感染の可能性が全く感じられないが、歯だけがすごく痛いのでインフルエンザの検査を希望…健康保険適用不可


⇨職場でインフルエンザが流行っている。自分にはまったく症状の気配もないが念のため検査してほしい…健康保険適用不可




上記のようなケースで医師が検査は必要ないと判断した場合、保険が適用されないこともあります。




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子供のインフルエンザ検査の方法




ところで、インフルエンザ検査には以下のようにいくつかの代表的な検査方法があります。




迅速診断法


「迅速診断キット」という専用の小さな検査器具を使って鼻からの吸引液や洗浄液、のどからの拭い液などを採取してインフルエンザウイルスの有無を調べます。


この方法の良い点はインフルエンザA型とB型の両方を一度に検査することができるうえ検査結果が出るまでが15分以内


ととても迅速であることです。




短時間で簡単に検査結果を知ることができるので、これが最も一般的な検査方法です。


ただし、検査がインフルエンザ発症直後であった場合、体内のインフルエンザウイルスの量が少なすぎるために、実際は感染しているのに陰性結果が出ることがありますので注意が必要です。




血清抗体検査


インフルエンザ発病後7日以内回復した頃を見計らって2回血液を採取し、体にウイルスに対する抗体ができているかどうかを調べる方法です。




ウイルス分離検査


発病後に鼻からの吸引液やのどの拭い液またはうがい液などを採取し、その中からウイルスだけを取り出してウイルスの種類を詳しく調べるための検査です。


検査結果が出るまでに5~10日ほどを要しますが、検査の精度が高く正しく原因を探るのに大変有効な方法です。




PCR検査


鼻からの吸引液やのどの拭い液などからインフルエンザウイルスの遺伝子を検出する検査方法です。


インフルエンザA型とB型の区別はもちろん、それ以外の詳細まで検査できる精度の高い検査なのでこちらも利用者の多い方法です。




それぞれの検査方法とも検査実施の適正な期間が異なりますので、ご自身の症状に合わせて、医師に相談しながら選択されるのが良いでしょう。


インフルエンザ検査の子供の費用は無料?方法や時期はいつまで?




子供のインフルエンザ検査の時期はいつまで?




大抵の場合、子供さんがインフルエンザかどうかはっきりしないときに検査をすることになるわけですがインフルエンザ検査にはタイミング、つまり適正な時期というものがあります。




例えば発症してからの時期が早すぎると検査をしてもインフルエンザウイルスの数が少なすぎて正確な判断ができないことがあります。


実際は感染しているのに陰性結果が出るのです。


せっかく病院に行って検査をお願いしても場合によっては後日にもう一度来てくださいと言われることもあります。




インフルエンザ検査は発症後12時間経ってから


最初1個であったインフルエンザウイルスは


8時間後に100個

16時間後には1万個

24時間後には100万個


と、恐ろしく早いペースで増殖を繰り返していきます。




この短期間のどのタイミングで検査を受けるかによって、その結果の出方も大きく変わってくることになります。


発症して間がない時期はウイルスの数が少なすぎるために、検査が陰性で出ることがあります。


また、インフルエンザには発症前の潜伏期間が1〜3日間あります。


この期間に検査を受けても同じく陰性でしか結果は出ません。


潜伏期間については、こちらも参考にしてみてください。


インフルエンザ潜伏期間の日数と対策は?感染期間は何日間?




インフルエンザ検査は発症から48時間以内に


こういった話しを聞くと

「体がしんどいしインフルエンザに感染したかも知れないけど、もう少し時間をおいて熱が下がってから検査に行くことにしよう」


と思うかも知れません。




ですが、できる限り検査時期は遅くすれば良いということではありません。


検査のタイミングが遅すぎても逆効果なのです。


病院でインフルエンザの治療薬として処方されるタミフルやイナビル・リレンザなどは、発症後48時間以内に服用しないと、その効果が正しく得られないとされています。


48時間を過ぎて検査をして結果を知れたとしても、もはや薬が効かないといった可能性があるわけです。


タイミングを見極めるのは少し難しいところですが


検査は発症してから12時間以降、48時間以内がベストということは覚えておきたいところです。




検査でインフルエンザA型・B型も確認!


ご存知の通り、インフルエンザには種類があります。


A型・B型・C型の3種類ですが、子供がどの型に感染しているか?を知ることも大切です。


基本的にC型は症状も軽く鼻風邪程度のもので、流行することもほとんどありません。


毎年のように大流行するのはA型もしくはB型ですが、これらは基本的な型が違います。


そのため同じシーズンにA型とB型の両方に感染する可能性もありますので注意しなければいけません。




インフルエンザA型は特に注意!


インフルエンザの大流行はほぼ毎年このA型が原因です。


A型の一番の特徴は毎年新型ウイルスとして登場するという点です。


前年に流行したインフルエンザA型が進化した状態で翌年に新型として登場しますので、前年と同じ予防接種をしても効果ぎなく感染することがあります。




しかも、新型ウイルスであるインフルエンザA型はタイミングが悪いと1シーズンに2回感染します。


流行し始めた時期に一度インフルエンザA型に感染し、その後インフルエンザの流行の終わりかけの時期にもう一度感染してしまうといったケースが毎年多くに人に見られます。


適切な時期や方法でインフルエンザ検査を受けて正しく感染状況や体の状態を知ることは子供さんの健康のためにはとても大切ですね。




毎年、必ずと言っていいほど流行するインフルエンザですが、その症状は大人でもつらいもの。


できれば子供には味あわせたくないものです。


予防も大切ですが、「もしかしたらインフルエンザかも?」と感じた時点で適正なタイミングで検査を受けることも早期治療にはとても大事です。




インフルエンザに関する正しく知識を持っておき、大切な子供さんと健康的な楽しい冬を過ごしていきたいものですね!




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