唐突ですが、一人暮らしのマンションで
私たちと同じような怖い体験をする人が一人でも減ることを願って
体験談をシェアさせてもらうことを決めました。
被害者は私本人ではなく、私の在籍する会社の後輩で
31歳の一人暮らしをしている女性社員です。
油断禁物!「平和・安全」は当たり前ではない
彼女は「職場のより近くに…」ということで、
2ヶ月ほど前に引っ越しをしました。
通勤時間の短縮や生活圏周辺のスーパーなどの施設の利便性、
マンションの施設の充実度、月額家賃の金額など
総合的に検討した結果、
「無事、いい物件が見つかりました。」と笑顔いっぱいに報告してくれた日のことを
今でも鮮明に覚えています。
不審者なんて今まで他人事だと思ってた
ある日の朝、会社で顔を合わせると彼女の表情がいつもと違うな!と
ピンっ!と感じるものがありました。
「どうしたの?」
「元気なさそうだけど、体調でも悪いの?」
私の問に対し、彼女は
「昨晩、私の部屋に不審な男の人が来たんです。」
とうつむきながら話し始めたんです。
その不審者は突然やってきた
昨晩、仕事を終えて帰宅した彼女は楽しみにしている週末のライブが
近づいてきた嬉しさもあり、
好きなアーティストの曲をそこそ大きめのボリュームでBGMにして
室内で一人でノリノリでいたそうです。
そのとき突然、玄関で呼び出しチャイムが鳴り
とっさに彼女は「音楽のボリュームが大きすぎたかな!?」
「お隣さんからクレームかも??」と焦ってBGMを停止。
急いで「はーい」と返事をしながらドアを少しだけ開けてみると
ドアの前には見たことのない男性が一人。
「マンションのオートロック設置工事の件で伺いました。」
「少しだけお時間よろしいでしょうか?」とのこと。
マンションの管理会社から事前に何の連絡も受けていなかったので
不審に思った彼女は、
「管理会社から何も聞いてませんけど。」
「どちらさんですか?」と
あえて少し強めの口調で返したところ
その男性は
「では、あらためます。」とだけ言い残してそそくさと去っていったそうです。
安易にドアチェーンを開けてはいけない
その男性が来たときチェーンロックをしたままドアを開けて応対したので
5cm程度の隙間ごしの会話で終わったのが幸いし、事なきを得ましたが
チェーンがなかったら…と考えると震えてしまいます。
夜の出来事だったので翌朝すぐに
彼女が管理会社に問い合わせの電話。
返事は、
「オートロックの設置工事の予定はありません。」との事務的な回答。
管理会社が特段、対策を講じてくれる気配が見受けられないので
それも含めて、その日の帰社後に最寄りの交番に報告と相談に伺うことにしました。
幸いにもその日から警察の方が周辺地域の巡回を強化してくださって
以降、3週間ほど経過していますが
その後、何もなく彼女は無事に過ごせています。
一人暮らしの女性にとってこれほど怖い出来事はないと思います。
くれぐれも施錠やセキュリティー面の対策は準備・対策しておかれることを
おすすめします。
せめて最寄りの交番や相談先は今のうちに確認しておかれることをおすすめします。
その後、彼女は警察庁H.Pで防犯知識の勉強をしたり
セキュリティー会社の資料請求をして自分でできる対策を強化しているようです。
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