喪中はがきを出す側になったときは


「いつまでに発送するのがいいのか?」

「送り方の基本マナーは何に気をつければいいのか?」


などなど、わからないことが結構たくさんあります。




そこで今回は

喪中はがきの発送日や出す時期はいつ?

喪中はがきの送り方の基本マナーは?


といったことについてまとめてみました。


とても大切なご連絡やご挨拶なので、マナーを知って粗相なく適切な時期に適切な内容で送りたいものですよね。


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喪中はがきの発送日や出す時期はいつ?




喪中はがきの発送日については
相手が年賀状を購入する前に届くように出すのが理想と言えます。


 
いくら遅くとも郵便局の年賀状受付開始日にあたる
12月の中旬までに相手方へ届くように贈るのがマナーです。


相手方へ届く時期を逆算すると
少し余裕を見て11月中旬、遅くとも11月末には郵便ポストへの投函を済ませたいところですね。


さらに余裕があれば10月末までに相手方に届くように発送するのもマナーのひとつ。


なぜなら 
例年、年賀はがきは11月1日に発売開始となりますよね。



発売日初日に年賀はがきを購入されることを考えれば
それ以前に喪中はがきが届いていることが相手への気配りにもなるからです。


ただ、実際には多くの人は年賀状を書き始めるのが12月に入ってからになりますので
一般的に喪中はがきの発送時期は11月中旬から11月末で考えておけば問題ないでしょう。



 

どんなに遅くても12月初旬までには出しましょう。


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それ以降の発送時期になってくると喪中はがきが相手に届くのが年末間近になり
先方からの年賀状と入れ違いになってしまう可能性が出てくるからです。


相手へ不要な手間をかけさせたり気遣いをさせることもなくなりますので
最適な時期に喪中はがきをお届けできるように準備を進めていきましょう。


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喪中はがきの送り方の基本マナーは?




喪中はがきの基礎知識




今では、あたりまえのように広く認知されている喪中はがきですが、実はその歴史はそれほど古い風習ではありません。


そもそも「喪中はがき」とは年賀欠礼の挨拶状
「喪中はがき」の風習は「年賀状」が風習として国内に定着した後に生まれたものなのです。


歴史を辿ってみると
明治31年の英照皇太后の大喪の際の年賀欠礼挨拶状が「喪中はがき」のルーツとされています。


その後、お年玉付き年賀葉書の発売で年賀状の風習が広く一般家庭に広まった昭和30年代に
「喪中はがき」(年賀欠礼挨拶状)も同じく一般家庭に普及していって現在に至るというわけです。


このように喪中はがきは、歴史的にはまだまだ新しい
風習ですから「これが完璧なルール」「これだけが正解」と言い切れない面が多分にあります。


地域や宗教などによっても異なりますし
各ご家庭でのお考えによる違いなどもたくさんあります。


ですので以下は、一般的とされている風習を中心に紹介しています。


少しでも参考になれば幸いです。


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喪中はがきを送るうえでの基本マナー




 
大切なのは相手への思いやりです。
基本的なマナーを知っておきポイントを抑えておけば安心して準備が進められます。





 

喪中はがきは葬儀に来ていただいた方にも出す

喪中はがきの本来の目的は、亡くなったことをお知らせするのではなく
「年賀欠礼」のご挨拶ですから、例年年賀状を送っている全ての方に出すのが基本です。




故人との続柄を書く

受け取る相手のことを考え、混乱を招かないように差出人と故人との続柄を書いておくのが一般的です。




「年賀」の言葉は使用しない

「年賀」の「賀」などといった一般的におめでたいことを表現する言葉は使用しないのがマナーです。



「年賀状」ではなく「年始状」など、「新年」・「年頭」・「年始」といった文言を使用します。




近況報告は控える

先にも言いましたが、喪中はがきは「年賀欠礼」のご挨拶
(年賀状を出すのを控えることのお知らせ)が主目的ですので近況報告は慎むのが基本です。


一般的には他の用件も書かないようにします。




お付き合いへの感謝の言葉

近況などこちらのことよりも
これまでお付き合いいただいたことへの感謝の言葉相手方の無事をお祈りする言葉などを書きます。




拝啓・敬具などは使わない

「拝啓」「敬具」などの頭語や結語は不要です。




喪中はがきの送り方




喪中はがきでお伝えするうえで大切な3つの要素

1.「喪中につき、新年のご挨拶を控えさせていただきます」という主旨の挨拶を一番最初に書く

2.「誰が、いつ、何歳で亡くなったのか?」を明記

3.「生前、故人がお世話になったお礼」を書く




喪中はがきを送っていない人から年賀状が届いたとき

喪中はがきを出していない人から年賀状を受け取った場合は
年始が過ぎて(1月7日以降)から年賀欠礼の挨拶を書き添えた「寒中見舞い」を出すのが一般的です。


喪中はがきの出し忘れがあった場合も同じように送りましょう。


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送る側でも受け取る側でも事前に基本的なマナーを知っているだけでずいぶん安心です。


誰もが避けたい事柄ですが
生きている以上いずれは必ず訪れてしまう大切な人とのお別れの場面。



 

喪中はがきの基本マナーを事前に知っておき
迷ったり困ったりすることを少しでも減らし


落ち着いて心から故人の冥福をお祈りできるようにしたいものです。




お伝えする相手に対して大切なのは、気持ちが伝わるように真心を込めて喪中はがきを送ることです。


少しでも参考になりましたら幸いです。


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