家庭の食卓に身近な存在で、その食べやすさから人気の高いさつまいもには、どのような栄養成分が含まれているかご存知ですか?
しっとりした食感や、あったかほくほく、カリッとサクサクなど様々な味わいを楽しめるさつまいもですが赤ちゃんにとって効果があるのはどのような食べ方なのでしょう?
ということで今回は
さつまいもの栄養成分の特徴は?
赤ちゃんに効果のあるさつまいもの食べ方
などなど、気になるさつまいもについてまとめてみました。
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目次
さつまいもの栄養成分や特徴は?
17世紀にポルトガルから薩摩の国(現在の鹿児島県)にもたらされたことから「さつまいも」と名付けられたのが名前の由来と言われています。
その後、江戸時代に青木昆陽によって日本全国に広く普及していったとされています。
元々は暖かい風土で栽培される穀物ですが、現在では北は北海道まで日本全国の幅広い地域で栽培されています。
さつまいいもは、でんぷんと糖分を豊富に含んでいるため、さつまいもの代表的な食べ方は焼いもですね。
でんぷんと糖分を豊富に含んでいるため、焼いて食べるとホクホクとあったかく甘い食感でとてもおいしくいただけます。
焼きいも以外でも、煮る・揚げる・蒸すなど、様々な調理法でバラエティーに富んだ味わいを楽しめる身近で大変便利な食材です。
さつまいもの栄養成分は?
本来の旬は秋、9~11月頃ですが最近は保存技術が発展してきたため年中、食べることができるようになっているさつまいもですが、代表的な栄養成分は以下のようなものです。
ビタミンC
さつまいものビタミンC含有量はかんきつ類にも引けを取らないレベルです。
ビタミンCは熱にも強いのが特徴で、焼きいもにした場合でもその成分の90%は残っているそうです。
ビタミンCは免疫力を高める働きがありますので、美容や風邪の予防に効果があるとされています。
ビタミンE
ビタミンEの含有量はいも類には少ないのですが、さつまいもは例外でビタミンEが多く含まれているという特徴があります。
ビタミンEはコレステロール値の軽減や老化防止作用などの働きがあります。
ビタミンB1
ビタミンB1は炭水化物をエネルギーに変換する役割をしています。
また、疲労の蓄積を防ぐ働きもある大変貴重な成分です。
ビタミンB2
ビタミンB2は皮膚や粘膜を健康に保ち肌荒れ防止の効果や、タンパク質・糖質・脂質を体内でエネルギーにするなど、代謝を支える重要な働きがあります。
食物繊維
いも類の多くは食物繊維を含んでいますが、中でもさつまいもの食物繊維の含有量は非常に高いので、さつまいもは便秘の解消にも効果が高いです。
さつまいもを食べるとオナラがよく出るといわれるのも、この食物繊維の含有量の高さが理由です。
また、コレステロールの軽減にも効果があると言われています。
さつまいもの効能や効果は?
便秘解消だけでなくコレステロール値の低下や免疫力を高めるといった効果など、いも類のなかでも貴重な栄養素が豊富なさつまいもですが
それ以外にも効果はまだまだたくさんあります。
糖尿病や成人病の予防
大腸ガンの予防
むくみの解消
余分な塩分(ナトリウム)を体外に排出
さつまいもはこれらの働きをもっています。
また、さつまいもの皮にはヤラピンという成分が含まれていてヤラピンにはビタミンCやアントシアニンといった
成分がたくさん含まれており眼精疲労や視力の改善作用が認められています。
さつまいもは皮がついたまま食べるほうが一層、栄養豊富なわけです。
さつまいもは肥満のもとと思っている人は多いようです。
でも意外なことにさつまいもは白米よりも低カロリーで決して太りやすい炭水化物ではないのです。
実際のカロリーは100gあたり約 130kcalです調理方法によってはそのカロリーはさらに変わってきます。
焼くだけでさつまいも本来の甘みが出てくるので、あれこれ手を加えすぎず、シンプルに調理するのが一番かも知れません。
さつまいもは腹持ちが抜群に良いという特徴もあり、さらには食べても血糖値は緩やかに上昇していきますし体脂肪もつきにくいなどの魅力もあります。
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赤ちゃんに効果のあるさつまいもの食べ方は?
食物繊維が豊富なうえに免疫力を高めるビタミンCは熱に強いし、食物繊維も豊富などの特徴があるので赤ちゃんにとってありがたい食べ物と言えます。
離乳食の初期段階、赤ちゃんに効果のあるさつまいもの食べ方はさつまいもをペーストして食べる方法です。
離乳食を始めて間もない時期は赤ちゃんは便秘になりやすいので、さつまいもを摂取することで便秘解消に効果が期待できます。
さつまいもは赤ちゃんの離乳食初期段階から!
さつまいもは離乳食の初期から摂り入れるのにおすすめの食材です。
甘みがあり食べやすく消化もされやすいので赤ちゃんにとって良い条件が揃っているのがその理由です。
加熱してペースト状にすれば調理も簡単なので離乳食を作るママにとってもありがたい存在です。
また、さつまいもは炭水化物を多く含んでいるので主食にできる点もさつまいもを赤ちゃんにおすすめする理由です。
さつまいも単体で飽きがこないようにパン粥やお米のお粥と混ぜて食べさせるのも良いですね。
主食としてだけでなく他の野菜などと合わせることでおかずにもなりますのでとても便利な食材して活用できますね。
さつまいもは繊維質が豊富で独特のパサつきがありますので、赤ちゃんの喉にひっかっかりやすい特性がありますので、慣れるまでは赤ちゃんがさつまいもを上手に飲み込めないこともあります。
その心配をなくすためには、しっかり裏ごしをして白湯で薄めてパサつき感をなくせば、飲み込みやすい状態が作れます。
さつまいもは、栄養のバランスに優れていて、調味料を使わず素材のままで食べられるため自然の味覚を育てる赤ちゃんの離乳食期にとても大切な食品のひとつです。
茹でたり蒸したしてから、さつまいもをさじで押しつぶして赤ちゃんが食べやすいようにしてからミルクやスープでのばすと一層食べやすくなりますよ。
さつまいものアレルギーについては?
さつまいもはアレルギーの心配は少ない食材です。
ただし、全くない心配がないというわけではありません。
デンプンやたんぱく質が原因の口腔アレルギー症候群という、口の中や口の周りが赤く腫れあがったり、じんましんが全身に出たりするケースが極稀にあります。
さつまいもに限らず離乳食で初めて食べさせる食材は、様子を見ながら少しずつ食べさせてあげるようにしてくださいね。
栄養豊富で調理しやすいさつまいもを上手に活用して赤ちゃんのすこやかな成長の日々を送っていきたいものですね!
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