大覚寺は嵯峨天皇の離宮として建立されて依頼、1200年以上の歴史を誇る素敵なお寺です。
大覚寺の東側にある大沢池は嵯峨天皇が中国の洞庭湖になぞられて造った日本最古の庭池で「庭湖」とも呼ばれています。
境内はとても広く紅葉も綺麗で写真を撮り始めると、いくら時間があっても足りないくらい見どころ満載の京都の名所のひとつです。
紅葉だけでなく幻想的なライトアップでも有名な大覚寺ですが、とても静かな場所で京都市内や嵐山駅周辺などの人混みが苦手な方には、ぜひおすすめのスポットです。
ということで今回は
紅葉の大覚寺の混雑状況は?
アクセスのおすすめはバス?車?
など、大覚寺の紅葉についてまとめました。
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目次
大覚寺の紅葉の魅力
大覚寺の境内では様々な表情で紅葉しているたくさんの木々を鑑賞することができます。
ゆったり散策しながら、お気に入りの風景を探しながらゆったり散策すれば心が洗われるような気分です。
中でも大覚寺の五大堂観月台から眺める大沢池の秋の景色の美しさは圧巻で見逃せないポイントです。
大覚寺の拝観料金は 500円、別途200円で大沢池にも入れます。
紅葉が大沢池を美しく囲むように彩る風景は大覚寺からの眺めとはまた違っった趣があり、池に写り込む紅葉はまるで絵画の世界です。
例年、大覚寺の紅葉は11月中旬から色づき始め、11月下旬から12月初旬が見頃です。
大覚寺の紅葉シーズンの混雑状況は?
大覚寺は京都市内でも屈指の紅葉の名所ですが、意外にも混雑の程度は激しくありません。
同じ嵯峨野地区でも天龍寺などは混み合うことが多いですし、嵐山に至っては強烈な混雑ですが、それらのスポットに比べると混雑は比較的穏やかだと言えます。
アクセスがあまり良くないという点がその理由なのでしょう。
天龍寺や嵐山は駅からすぐの立地なので訪れやすいのですが、大覚寺は最寄り駅から徒歩 17~18分を要します。
液から少し距離がある、アクセスがあまり良くないというのが混雑を和らげている理由ではないかと思われます。
徒歩 17~18分さえ気にしなければ紅葉は絶景ですし、境内の敷地も広大でお寺の中も歩けますし、見どころ満載の価値ある観光スポットであることは間違いないです。
比較的人が少ない分、静かに紅葉を満喫できるのも大覚寺の魅力のひとつと言っても過言ではありませんね。
ですので大覚寺はおすすめの紅葉スポットです。
とは言え、近年は大覚寺の紅葉を訪れる人の数も増えてきているようです。
人気上昇の理由のひとつは何と言っても「ライトアップ」ですね。
ライトアップは期間限定ですが、スケジュール調整が可能なら夜の大覚寺を参拝してみるのも魅力的ですね。
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大覚寺へのアクセスはバスより車がおすすめ?
最寄り駅から少し遠いとなると気になるのが、そのアクセスです。
大覚寺へ車でのアクセス
観光シーズンの京都は車の渋滞が激しいイメージも強く、自家用車の利用を敬遠される方も多いようですが、大覚寺など市内中心部以外のスポットを気ままに観光してみたい場合などは案外、自家用車の方が便利なケースもあります。
訪れる場所や時期・時間帯にもよりますがピークは京都市バスも超満員ですからね…。
バス停で並んでいても一度に全員が乗り切れず、ときには次のバス待ちをしなければならないケースも往々にしてあります。
ある程度、渋滞に対して心の準備をしておけるなら、むしろ快適空間を常時確保できる自家用車での京都観光もいいアイデアだと言えるのではないでしょうか?
大覚寺にはバス乗り場を兼ねた大型の駐車場があります。
収容規模: バス10台・自家用車50台
駐車料金: 自家用車は 2時間ごとに500円
大覚寺への車でのアクセスですが、観光シーズンのピーク時は、嵐山に向かう丸太町通や三条通りは渋滞しやすいです
いったん北上してしまい、一条通から大覚寺を目指すルートが渋滞回避や時間短縮に有効なケースが多いです。
また、京都府外から来られる場合はパークアンドライドを利用するのもひとつの手です。
観光名所の嵐山には数件のレンタルサイクルショップがあります。
ちなみに大覚寺へはJR嵯峨嵐山駅より徒歩約17分ですが、嵐山を起点にレンタサイクルを利用すれば大覚寺はもちろん、嵯峨野など周辺の名所を多数観て回ることもできます。
パワースポットとして人気の野宮神社や名所、竹林・森林浴ヒーリングで話題の常寂光寺や借景庭園で有名な天龍寺など見どころも満載。
一部、人も多く道が狭い場所などは押して歩かなければならないケースもありますが、大抵は道も広いので問題なく快適に自転車で軽快に移動することができます。
移動時間の短縮もでき、行動範囲も広がるのでレンタサイクルはおすすめのプランです。
大覚寺へバスでのアクセス
「でもやっぱり、大覚寺へのアクセスはバスがいいよ!」という方のために主要路線もご紹介しておきますね。
JR京都駅
京都駅北側 市バスD3のりばから28系統乗車⇒「大覚寺」下車 徒歩1分
道路の混雑状況によりダイヤが乱れがちなのが難点ですが、アクセス自体は便利です。
大覚寺へ電車でのアクセス
JR京都駅
京都駅からJR嵯峨野山陰線へ乗り換え⇒「嵯峨嵐山」駅下車
「嵯峨嵐山」駅から京都市バス84系統乗車⇒「大覚寺」下車 徒歩1分
先にもお話した通り「嵯峨嵐山」駅からレンタサイクル利用もおすすめです!
京阪電鉄
「祇園四条」駅から阪急電車へ乗り換え
または「三条」駅から地下鉄東西線乗り換え
阪急電鉄
「桂」駅から嵐山線へ乗り換え⇒「嵐山」駅下車
「嵐山」駅からは市バス28系統または京都バス64・94系統乗車⇒「大覚寺」下車 徒歩1分
地下鉄烏丸線
地下鉄烏丸線は
「京都」駅下車しJR京都駅からJR嵯峨野山陰線へ乗り換え
または「烏丸」駅で阪急電車へ乗り換え
地下鉄東西線・京阪京津線
「太秦天神川」駅で京福電鉄へ乗り換え
京福電鉄
「嵐山」駅下車⇒市バス28系統
または京都バス64・94系統「大覚寺」下車 徒歩11分
大覚寺の紅葉と言えばなんといっても「大沢池」の湖岸に映し出される紅色の幻想的な風景です。
大きな池を静かに眺めながら紅葉の美しさを感じられるのは、京都のお寺の中でも数少ない貴重な体験です。
大沢池では当時、貴族たちが大きな船を浮かべ船上から月見や紅葉などの自然にふれあいその美しさをを楽しんだと伝えられています。
大覚寺周辺地区は、今も電柱や電線など景色を邪魔するものが一切なく1000年以上前の貴族たち同様に変わらぬ景色を平成となった現代でも見ることができるのです。
歴史ある京都ならではの風流な秋の絶景をぜひ大覚寺の紅葉で満喫してみられてはいかがでしょうか?
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