寒い季節はたとえ大人であっても低温やけどに要注意です。


まして赤ちゃんにはより一層の注意が必要!


通常のやけどと違い、低温やけどは症状に気づきにくく知らないうちに重症化してしまう危険があります。


痛みに気づいた頃には時すでに遅し!大やけどになっていた…なんてことも。


ということで今回は

低温やけどの症状は?


低温やけどの治療法は?


赤ちゃんの低温やけどの痛みやかゆみの治し方は?


などなど、低温やけどの症状や治し方についてまとめてみました。


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低温やけどの症状



低温やけどになる原因って?



寒い冬、ご家庭でホットカーペットや電気こたつを使う機会が増えます。


ポカポカ気持ち良い暖かさで、ついついホットカーペットの上で寝てしまったり、こたつから出られなくなったりしてしまいますよね。


でも、要注意!


これが低温やけどになってしまう一番の原因なんです。




低温やけどは45~50℃ほどの熱に長時間、肌が触れることで発症してしまいます。




熱が同じ箇所にあたり続けることで筋肉などが壊死してしまうことでやけどになってしまうんですね。


瞬間的な激しい熱さを感じないので、知らず知らずのうちに進行してしまうのが低温やけどの一番怖いところです。


低温やけどの症状と予防のための注意点



低温やけどは低温のまま症状が徐々に進行していきます。


気がつけば皮膚が赤くなったり、腫れたり、ひどいときには水ぶくれになってしまいます。




例えば、50度℃の熱源に触れたままでいると、約3分足らずで低温やけどを発症してしまいます。


こたつやホットカーペットなどに直接触れることの多いは体のほかの部分に比べて特に感覚も鈍いので注意しないといけませんね。


赤ちゃんや子供が電気コタツやホットカーペットの上で寝てしまったりしたときは、特に注意が必要です。




使い捨てカイロや湯たんぽをよく使う人も注意してください!


一般的な使い捨てカイロでも、約50~60℃くらいの熱を持っています。


正しい知識を持っておかないと、実は日常生活のごく身近なところに低温やけどになる危険があるんです。




低温やけど・こんな方は要注意!



体温より少し高いくらいの熱を持つものであっても長時間あたり続けていると、十分に低温やけどの危険があります。


こういった方は特に注意が必要です。


まだ寝返りのできない乳児


皮膚の薄い高齢者


血流が悪く手足の感覚が敏感でない方


激しい睡魔などで体の感覚が鈍くなっている方


泥酔状態の方




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低温やけどの治療法は?



低温やけどは皮膚の内側、置く深くまで損傷してしまうケースが多いので、まずは皮膚科で診てもらうことをおすすめします。


低温やけどの程度にもよりますが、一般的には治療期間として 1~3週間を要します。


症状がひどいと、皮膚移植等の手術が必要なケースもあり得ます。


低温やけどに気づいたら皮膚科に行く前に、まず冷やすことが自分でできる一番の応急処置です。


とにかく流水で患部を冷やすか、清潔なタオルを濡らして患部をそっと冷やし、炎症を抑える努力をしましょう。


低温やけどを冷やすときの適温は約10~20℃です。


氷水は冷たすぎて逆効果となるので、水道水を使うようにしましょう。


患部に水ぶくれができたときは、決して自分で破ってはいけません。


水ぶくれは破らない方が回復が早くなります。


患部を清潔状態を維持したまま皮膚科を訪ねましょう。




併せて覚えておきたいのが、患部を消毒しないこと。


消毒液は、体が自然治癒のために分泌する成分まで消失させてしまいます。


やけどの範囲が大きくなければガーゼなどにを軟膏を塗って、患部を乾燥させない応急処置も有効です。


このとき、長時間放置したままにしておくと雑菌が繁殖しやすくなりますので、こまめにガーゼを交換し清潔を保つことも大切です。


ドラッグストアだけでなく、ネットでも手頃なものが手配できますので、一つ常備しておくと万が一のとき安心ですよ。


低温やけどのダメージの程度は素人目では正確に判断できません。


あくまでも、病院で治療を受けることが一番の早期回復になることを覚えておきましょう。




赤ちゃんの低温やけどの痛みやかゆみの治し方は?



低温やけどの痛みやかゆみの原因ベスト3



1. 使い捨てカイロ



カイロに触れている部分をサポーターなどで圧迫してしまうと血流悪化を招きます。


その結果、皮膚の温度が上昇しすぎてやけどになりやすくなります。


2. 電気毛布・ホットカーペット



一晩中使用した結果、低温やけどを引き起こす可能性もあり得ます。


温度設定など、使い方には注意しましょう。




3. 湯たんぽ



湯たんぽが足に触れたまま眠ってしまい、翌朝起きたら水ぶくれになっていたというがケースも多いです。


特に足は体のほかの部分に比べて知覚も敏感ではないですし、就寝時ならなおさらです。


足の皮膚のすぐ下には骨があるので血管が圧迫されやすく低温やけどになりやすいです。




赤ちゃんの低温やけどの痛みやかゆみの治し方・対処法は?



赤ちゃんのいる家庭では暖房の種類や設定温度など使い方で頭を悩ますむことが多いです。


電気毛布やホットカーペットなら安全・安心と考えがちですが、赤ちゃんは低温やけどに対して大人以上に注意が必要です。


赤ちゃんはやけどなど、症状への自覚も大人より遅く、状態の変化もうまく伝えることができません。


なので、私たちが気づいてあげなければなりません。




低温やけどの初期段階は皮膚が赤くなるだけです。


この時点では赤ちゃんは泣かないことがほとんどです。


その状態が少しずつ進行していくうちに、気づいたら水ぶくれができてしまってた…なんてことに。


赤ちゃんのやけどに気づいたら、まずは大人と同じように流水で冷やしてあげましょう。




赤ちゃんの肌は大人以上にデリケートです。


水ぶくれを破ったりしないよう、患部が不潔にならないよう注意して、すぐ皮膚科で診てもらうようにしましょう。




赤ちゃんの低温やけどを防ぐには、こたつやホットカーペットなど直接肌に触れる熱源の暖房器具で寝かせないことです。


少し暗い寒くても赤ちゃんは大人よりも体温が高いので大丈夫です。

関連記事⇒セラミックヒーターは赤ちゃんに安全?暖房器具の使用体験談


こたつなどで長時間過ごすと低温やけどの心配だけでなく、脱水症状や風邪の原因にもなります。


関連記事⇒こたつで風邪ひく理由や原因は?悪化防止の対策や予防の方法は?




ご家族や赤ちゃんを低温やけどから守るためにも、暖房器具の正しい使い方を知っておき長時間の使用は極力避けましょう。


また、万が一のときのためにしっかり備えもしておきましょう。


ご家族みなさまのご健康と安全を祈っています!



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