「お月見」と言えば
真っ先に頭に浮かぶのが「十五夜」ですが


「十三夜」とは、何がどう違うのでしょうか?


十三夜の方が月が綺麗!?とか
十五夜と十三夜は、両方見ないとダメ!?とか


お月見に関しては諸説ありますが
実際のところどうなんでしょうか?


今回は
「十五夜と十三夜の意味や由来・違い」

「2017年の十五夜と十三夜はいつなのか?」

についてまとめてみました


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十五夜と十三夜の意味や由来




十五夜の意味や由来




十五夜は
月の満ち欠けの周期を表す「月齢」で
「満月」を意味しています


月と太陽が重なって月が出ない(見えなくなる)
新月の日から15日後に満月となることが
十五夜の名前の由来となっています



このことから
月齢では
十五夜というもの自体は毎月あるのですが


毎月の十五夜の中で
お月見をすると言われている十五夜のことは
別名「中秋の名月」と呼ばれています


一般的に「十五夜」と言えば
毎月の満月としての「十五夜」ではなく
旧暦の8月15日のことを指します


十五夜の歴史、お月見が始まったのは
平安時代からだとされています


その後、江戸時代に入って
月の満ち欠けと共に作物が成長していくことから


月の成長したさま=「満月(十五夜)」は
縁起がいいものとされるようになり


十五夜は
秋の収穫を喜び感謝する祭りとして
現在まで引き継がれています


十三夜の意味や由来




十五夜(中秋の名月)の約1ヶ月後にやってくる十三夜は
十五夜に次ぐ美しい月の日として
昔から大切にされてきました


十三夜も十五夜と同じく
その日は固定されたものではなく
その年その年で日付が変化します


旧暦の9月13日のお月見を指しますので
新暦では10月中旬~下旬となります



意外と知られていないようですが
季節柄、十三夜の方が晴れの確率が高く


十五夜よりも
澄んだ綺麗な月を見られることが多いとも言われています




十三夜の由来には諸説あり


醍醐天皇時代の西暦919年(延喜19年)の
9月13日に「観月の宴」が催された


宇多天皇が十三夜の月を絶賛した


これらが
日本独自の十三夜の月見の起源と言われています




また、
十五夜・十三夜の
どちらか片方しかお月見をしないことを
「片見月」と呼び、縁起が悪いとする言い伝えがあります


そのため昔の人は


十五夜を見たら十三夜も見る
十五夜を見なかったら十三夜も見ない



とされていたそうです




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十五夜と十三夜の違い




十五夜


中秋の名月と言われる十五夜は
旧暦で言う秋の真ん中、8月の15日に行われる行事です


旧暦時代の十五夜は
8月15日で固定されていました


そのため
十五夜は実はいつも完全な満月とは限らないのです




十三夜


十五夜から約1ヶ月後にあたる日を
十三夜としています


中秋の名月から見て
十三夜は「後(のち)の月」とも言わています


この十三夜は
日本固有の行事で
収穫祭の一つとも言われています


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2017年の十五夜と十三夜はいつ?




「中秋の名月」と言われる十五夜は
旧暦8月15日にするお月見を指しますので


2017年の十五夜は 10月 4日です




十三夜とは
十五夜から約1ヶ月後
旧暦9月13日のお月見を指しますので


2017年の十三夜は 11月1日です




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十五夜と十三夜の意味や由来・違いは?2017年はいつ?まとめ




十五夜は満月を意味している


十五夜というもの自体は毎月あるもの


お月見をすると言われている十五夜は
別名「中秋の名月」と呼ばれている


毎月の十五夜と、中秋の名月の十五夜は日程にズレがある


十三夜は日本固有の行事で収穫祭の一つ


十五夜は旧暦8月15日にするお月見を指す


十三夜は旧暦9月13日にするお月見を指す




いかがでしたでしょうか?


ちなみに
今後の十五夜・十三夜の日程は


十五夜


2017年 10月 4日


2018年 9月24日


2019年 9月13日




十三夜

2017年 11月 1日



2018年 10月21日



2019年 10月11日


となっています




十五夜を見たら十三夜も見る
十五夜を見なかったら十三夜も見ない
「片見月」と言う言い伝えは私も知りませんでした(・・;


必要以上に気にすることはないと思うのですが
せっかくなら
今年は十五夜も十三夜も
素敵なお月見をゆったり過ごせるといいですね!


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