寒くなってくると暖房が不可欠ですね。


寒い外から帰ってきたら、すぐに暖房のスイッチをON!


とにかく早く暖かくなりたい!ってガンガン温度を上げようとする人も多いようです。




ところで実際のところ、
世間のみなさんは暖房温度の設定って何度くらいにされているのでしょう?


暖房の適温って一体、何℃なんでしょう?


暖かく過ごしたいけど、電気代も気になるし…。




ということで今回は

エアコンの暖房温度の適温は?


エアコンの電気代節約に最適な設定は?


など、エアコン暖房を上手な活用のしかたについてまとめてみました。


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エアコンの暖房温度の適温は?



エアコンの暖房温度の適温




全国の大型ショッピングモールやレストランなど様々なところで業務用エアコンを供給している大手エアコンメーカーのダイキンが、暖房の適温について発表しています。


それによると暖房の設定温度の適温は 20℃




近年では全国的に節電が訴えられる時代背景もあり、毎年夏には省エネのためエアコン温度は27~28℃にしましょうといった呼びかけが広く行われるようになってきています。


そのため冷房の適温を知っている方は多いのですが、暖房の適温をパッとイメージできる人はまだまだ少ないようですね。


暖房の適温の目安は 20℃と覚えておきましょう。




経済産業省の発表によれば、暖房の設定温度を2℃下げるだけで約7%の節電になります。


ちなみにダイキンによる冷房の設定温度の適温は 28℃で、冷房の設定温度を1℃上げるだけで約10%の節電になるそうです。




暖房温度の適温でしっかり暖まるためのポイント




言われた通りエアコンの温度を適温に設定したけど、全然暖かくない!と感じる方も中にはおられるでしょう。


そんなときは以下のような点をチェックしてみてください(*´∀`)


暖気が抜けていませんか?



せっかく暖房温度を適温で設定していても、暖気が外に抜けていてはいつまでたっても室内の温度は適温に到達しません。


暖気の逃げ道を作らないようにして効率良くエアコンが効く環境を整えましょう。




せっかくの暖気を一番逃しやすいのが窓です。


実はエアコンの効きを悪くする原因の48%が窓です。


ちなみに

2位 壁 21% / 3位 換気 19% / 4位 床 12% 。


エアコンの暖気が窓から外に逃げないようにカーテンなどでしっかりと遮断しましょう。


カーテンについては以下のような点に注意してみてください。


素材が薄すぎませんか?

ピッタリサイズで窓ガラスが覆えていますか?

床との間にすき間が出来すぎてませんか?


窓以外でも壁や床など熱を逃してしまっている箇所があるかも知れません。


暖房をつけて、いつまで経っても設定温度の室温に到達しない場合はぜひ原因を探ってみてくださいね。




体感温度の問題!?



暖かいと人が感じる要因は温度だけではありません。


たとえ同じ温度で湿度や風があるかないか?で感じる暖かさは大きく変わってきます。


いわゆる体感温度っていうヤツです。


例えば、同じ室温でも、
湿度が 50%から70%と20%上がると体感温度は1.2℃も上がります。


また、
同じ室温、同じ湿度でも無風状態からそよ風が吹く状態に変わっただけで体感温度は3.9℃も下がります。




つまり
せっかく温度を適温で設定しても、湿度や風の状態によって暖かく感じないとか、快適になれない可能性があり得るというわけです。


この状況を逆にうまく活用して対策を打っておけば、より効率良くエアコンを活用できるようになります。


風が直接あたらないように風向きの設定を変える

暖房と同時に加湿器を使って部屋の湿度を上げる

※加湿器は何かと重宝します!
こちらもぜひ、参考にしてみてくださいね(*´∀`)

加湿器効果はインフルエンザやアトピーにも! おすすめの使い方

加湿器の手作りは紙でおしゃれに!簡単で効果のある作り方は?

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エアコンの電気代節約に最適な設定は?



電気代節約に最適なMy設定を!




暖房の設定温度を2℃下げると、約7%の電気代を節約することができます。


あなたは毎日、3時間エアコンの暖房を使われていますか?


エアコン暖房代の7%というとあなたのお宅ではおいくらくらいの節約になるでしょうか?


一度計算してみるのも良いですね。


電気代を節約したい方は様々な工夫を加えながら暖房の設定温度を見直してみるのも一つです。


自分流の最適温度を模索していきましょう。




ところで…

エアコンはこまめにスイッチを切れば節約できる!という説をたまに聞きますが、これは間違った思い込みです。




暖房を使うときは基本、常時、
また、寒すぎるときこそ自動運転にしておきましょう。


ほとんどの電化製品は起動時に多くの電力を消費します。


エアコン暖房は、室内気温を設定温度に到達させるまでの間が最も電力を消費します。


エアコンの「自動運転」モードは、室内気温を設定温度にするまでの間は最大運転をしますが、設定温度に到達してからは弱運転や送風運転に自動切り替えをして設定温度を保っています。


設定温度に到達するまでの時間が短いほど電気代は節約できるので、短時間で一気に設定温度を目指してくれる「自動運転」モードが結果として一番電気代を抑えてくれるのです。




電気代節約の工夫のしかた



窓の断熱で暖気の逃げ道をなくそう



先ほども言いましたが、ガラスの窓はせっかくの暖気を外へ逃がしてしまいます。


同時に窓は外の冷気を部屋の中に引き込んでしまいます。


ホームセンターなどで手軽に購入できる断熱シートを窓に貼るだけで簡単に電気代の節約ができますよ。




風は下向きに設定しよう



暖気は上に溜まりますのでエアコン暖房の風は下向きに設定しましょう。




サーキュレーターを活用しよう



サーキュレーターや扇風機を上向きに運転して空気を循環させましょう。


天井付近に溜まっている暖気を下の方に循環させると体感温度が変わり、設定温度も下げられるので電気代を節約できます。




いかがでしたでしょうか?


もっと簡単なことで言うと、例えば、
いつもよりプラス1枚、厚着をするだけでも設定温度を自分流節電モードに変えることができます。


寒い季節はほぼ毎日のように使うエアコン暖房だけに、適温設定や節約の工夫をしながら心も体も暖かく過ごしていきたいものですね!


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