肌寒い季節になってくると、毎年心配になるのがインフルエンザの流行です。


多くの大人はインフルエンザ予防接種を受ける時期ですが、赤ちゃんも同じように予防接種が必要なのか、気にされる方も多いようです。


ということで今回は

インフルエンザは赤ちゃんにも予防接種が必要?

予防接種を受けるなら時期や料金は?


など、赤ちゃんのインフルエンザ予防接種についてまとめてみました。




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赤ちゃんにインフルエンザ予防接種は必要?




子供さんの予防接種についてはこちらでもご紹介していますが


インフルエンザ検査の子供の費用は無料?方法や時期はいつまで?




赤ちゃんにインフルエンザの予防接種を受けさせるかどうか?


これについては様々な意見があるので、判断に迷うパパやママが多いようです。


厚生労働省も、インフルエンザの予防接種を定期予防接種ではなく任意予防接種として位置づけているので、各家庭の考え方や事情により接種するかどうかを決めているというのが現状です。


では、一般的に他のご家庭ではどのように判断されているかが気になるところですが


兄・姉などからの感染が心配

パパ・ママが仕事などで多くの人の中で過ごす機会が多い

高齢者と同居している

赤ちゃん本人が保育園に通うなどの集団生活をしている


このように感染の可能性の高そうな環境がある場合に赤ちゃんに予防接種を受けさせる判断をされるケースが多いようです。


一方で、インフルエンザは基本5〜7日程度の安静・自宅療養で自然におさまりますので、赤ちゃんが上記のような環境下になく感染の可能性が低いと思われる場合は


日常の家庭内での生活習慣で予防する

インフルエンザ予防接種は受けない


と考えられるご家庭が多いようです。


インフルエンザは赤ちゃんにも予防接種が必要?時期や料金は?


赤ちゃんのインフルエンザ予防接種の時期は?




欧米では生後6ヶ月からインフルエンザの予防接種を受けられますが、日本では厚生省が1歳未満の乳児の接種を推奨していません。


厚生省が推奨していない理由は以下の3点です。


ワクチンの確実な効果が確認できていない

副反応が明確に把握されていない

母親からの免疫による効果が期待できるから


そのため、日本国内では1歳を過ぎてから受けるのが一般的です。


ただし

保育園に通っていて感染リスクが高い

先天性疾患を持っていてインフルエンザに感染すると重症化の危険性がある


など、個別の事情を考慮して生後6ヶ月以上の乳児に対してインフルエンザの予防接種を受け付けている病院もあります。


インフルエンザの予防接種を希望する場合は、接種の必要性や接種時期などを事前にかかりつけの小児科医に相談することをおすすめします。




インフルエンザワクチンは不活化ワクチンという特性上、一度の接種では十分な免疫を獲得できない可能性があるとされています。


そのため、4週間の間隔を開けて2回接種することが推奨されています。


また、インフルエンザは例年12月頃から流行し始め、1月~2月に流行のピークを迎える傾向があります。


乳幼児のインフルエンザワクチンは2回の接種が必要

予防接種を受けてから免疫がつくまでに2週間ほどかかる


これらの理由からも、逆算して10月中旬~11月上旬には1回目の予防接種を終えておきたいものです。


ただ、生後6ヶ月~1歳にかけての時期は、インフルエンザ以外の予防接種も多いため、流行の状況を見ながら受ける予防接種の優先順位を考えて、日程調整をするようにしましょう。




また、インフルエンザの予防接種には副作用もありますので、赤ちゃんが卵アレルギーを持っていないかなどの事前確認も忘れずにしておきましょう。


事前にかかりつけの医師に相談し、赤ちゃんの健康を最優先に考えていきたいですね。


インフルエンザは赤ちゃんにも予防接種が必要?時期や料金は?


予防接種を受けるなら早めの予約を!




毎年のように流行することがわかっているので年齢や性別を問わずインフルエンザの予防接種を受けようとする人は全国に大勢います。


そのうち行こうといった感じで悠長に考えているといざ、行こうと思ったときには、病院がキャパを超えていて予約を締め切っていたりすることもあります。


特に小児科でのインフルエンザワクチンのニーズは高いので、一般の内科より早い時期に予約を締め切ることも多いようです。


最近では9月頃から予約を開始する病院が増えてきていますので、せめてインフルエンザ予防接種の予約開始時期は早めに確認しておきましょう。




赤ちゃんのために家族全員の予防接種も大切




1歳未満で保育園などに通っていないご家庭なら、人ごみさえ避けていればインフルエンザウイルスと接触する確率は低くなります。


ですが、外に出る機会が多い親や学校や幼稚園に通う兄姉など同居する家族が家の中にウイルスをもちっ帰ってくれば赤ちゃんが感染する確率が一気に高くなってしまいます。


まずは、家族全員がインフルエンザの予防接種を受けるようにして、赤ちゃんをインフルエンザから守るようにしていきましょう。




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赤ちゃんのインフルエンザ予防接種の料金は?



インフルエンザの予防接種は保険の適用外!




インフルエンザの予防接種は自由診療となるため、保険の適用外となっています。


ワクチン代に人件費や在庫ロス代など様々な要素を加味し、各病院が独自に予防接種の費用を決めることができるため、病院によって料金に差があります。


1回の接種費用は平均 3,000円程度と言われていますが、病院によって 2,000以下~5,000円以上と金額に大きな開きがあるのが実態です。


どこの病院もワクチンの成分が同じですので、早めに複数の病院で料金を調べてみるのもひとつの方法です。


インフルエンザの予防接種は一般的には自己負担ですが、企業や保険組合または自治体によっては助成や補助をしている組織もありますので、併せて事前に調べてみるといいですね。


インフルエンザは赤ちゃんにも予防接種が必要?時期や料金は?


インフルエンザの予防も大切!




予防接種以外でもインフルエンザ感染の予防対策があります。


赤ちゃんだけでなくママ、パパ、家族全員が日々の生活からインフルエンザ予防を意識して赤ちゃんのインフルエンザ感染を防いでいきましょう。


外出するときはマスクを着用!

外出先から帰ったら手洗いとうがい!

バランスのとれた食生活で免疫力をアップ!

充分に睡眠を取って免疫力を落とさないように!

部屋の湿度は50%~60%を維持して乾燥を防ぐ!

加湿器はインフルエンザやアトピーにも効果的!




家庭での生活改善で、感染しにくい環境をつくることができます。


予防接種だけに頼らない、総合的なインフルエンザの予防策を家族全員で協力して作っていってくださいね!




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