インフルエンザの症状と言えば「高熱」といった印象が強いですが、寒気や胃痛もインフルエンザの代表的な症状です。



寒気であれ胃痛であれ、できれば少しでも早く痛みや不快感を緩和したいもの。


インフルエンザの感染中はむやみに薬を服用しない方がいい!と聞いたことがあるけれど、実際はどうなのでしょうか?




ということで今回は


インフルエンザの寒気や胃痛を緩和する方法

寒気や胃痛の症状を抑える薬


などについてまとめてみました。


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インフルエンザの寒気や胃痛を緩和!




寒気はインフルエンザの症状のひとつ




インフルエンザの症状と言えば高熱ですが、高熱が出る前に強い寒気を感じる人が多いようです。



早く治すためにしっかり睡眠を取ろうとしても強い寒気を感じてなかなか寝付けなかったり、ひどい場合は体の震えが止まらなくなることもあります。


寒気は、インフルエンザの代表的な症状のひとつで初期症状としてあらわれることが多く、その症状が風邪と似ていることから見分けもつきにくいです。


その結果、つい放置してしまうことでインフルエンザの治療が遅れてしまう危険があります。


インフルエンザの流行る時期は特に、寒気など体調の変化には気をつけましょう。




胃痛がしたらインフルエンザB型の症状かも?




毎年流行しやすいのが、A型・B型のインフルエンザです。


中でも、インフルエンザB型はウイルスが「胃」で増殖するので、いわゆる「ウイルス性胃腸炎」を起こして胃痛の症状が現れます。


胃の痛みに加え下痢や腹痛を起こしたり、熱や関節痛が出てくるケースが多いです。


胃痛が激しく食欲が湧かないときは無理に食事をして栄養を摂ろうとせず、ミネラルを含んだスポーツドリンクなどの水分を補給して胃を休ませるようにしましょう。


吐き気がして水すら飲めないときは病院へ行って症状を伝え、点滴で栄養補給することをおすすめします。




このように胃痛を伴いやすいインフルエンザB型ですが、感染力はA型よりも低く増殖力も弱いので、予防接種をしておけば9割方は防げるとも言われています。


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インフルエンザの寒気や胃痛の症状を抑える薬や対処法




インフルエンザの寒気の対処法




インフルエンザで寒気を感じるときの対処法は、とにかく体を温めることです。





体を温める方法としては、以下のような対処法です。


部屋を暖める


室温を上げて、体が感じる空気の温度を高くします。



体の表面が感じ取る気温と体温とのギャップが小さくなり、寒気を感じることが少なくなります。



室温の調節と同時に、加湿器などで室内の空気の乾燥も防ぎましょう。




重ね着や厚着をする


寒気を感じたら、とにかく暖かい服装に着替えましょう。


重ね着や厚着をすることで体外に逃げてしまう熱を減らし、体に必要な熱を確保しやすい状態にします。


布団に入るときは、毛布などを使い体を温めましょう。




首の回りを温める


いくら厚着をしたり毛布を使っても、首回りが寒いと感じることがあります。


首の後ろには体温調節をする神経があるため、首回りをタオルやネックウォーマーで温めると効果的です。




体を温める食事を摂る


体温を上げるために、温かい飲み物や食事を積極的に摂りましょう。



ただし、食事は消化の悪いものには注意が必要です。うどんやお粥やなど胃に優しいものがおすすめです。




このように、体を温める方法はいくつかありますが、汗ダクになるほど温め過ぎないということが大切です。


汗は体の表面の温度を下げるので、これから体温を上げなければいけないのに汗をかき過ぎるという状態は、かえって逆効果となってしまいます。


体を温めていて汗をかいてきたら、すぐに下着を替えて布団を薄いものにしたり、薄着に変えるなどの対処をしていきましょう。




寒気や、それに伴う関節痛には、インフルエンザ以外の様々な原因も考えられます。



原因によって、治療法・対処法も異なるので、まずは寒気の原因をつかむことが大切です。


特にインフルエンザの場合は病院で適切な診断を受け、抗インフルエンザ薬を使うことで回復を早めることができますので、自己判断で市販薬に頼る前に、まずは医療機関で受診するようにしましょう。




インフルエンザの胃痛の対処法




インフルエンザにかかるとお腹を締め付けられるような感覚の胃痛を感じることがありますが、インフルエンザは主に鼻の奥や喉など、粘膜がある部分で繁殖していきます。


鼻の奥や喉で増加したインフルエンザウイルスが、胃まで入ってくることがあり、それに対抗するために体が拒絶反応を起こして胃に痛みを感じるということになります。


このようなウイルス性胃腸炎になると胃の内部が腫れたり、食道弁などが機能しないなどと言った状態になってしまいます。

胃がムカムカして胸やけや吐き気を感じるようになり、場合によっては下痢気味になることもあります。

インフルエンザウイルスは血流やリンパの流れに乗って全身に増殖していくのですが
繁殖力の弱いB型はウイルスが全身に行き渡る前に、胃で増殖するケースが多いために胃痛を招くことがわかっています。

胃痛が起きた場合は以下のような対策を取ることで症状を和らげて早期改善を期待できるようになります。


吐き気は我慢しない


胃が気持ち悪く吐き気を感じるのは、体が体外にウイルスを追い出そうとしている証拠です。


体が自己防衛をしようとする、ごく自然な拒絶反応というわけです。


体内のウイルスの量が減れば、体の拒絶反応も弱まっていくので吐き気のあるときは我慢せず吐くようにしましょう。




食事量を減らして胃を休める


胃痛が激しいときは胃がダメージを受けているので食べ物をしっかり消化できない状態なので、無理して食べようとせず食事量を減らすのもひとつの方法です。


食べるときも消化に良いものや消化の手助けをしてくれるものを積極的に摂り入れると効果的です。




代表的な消化に良い食べ物とは


野菜
フルーツ
はちみつ
ヨーグルト
生姜
お粥


などです。




少しずつでも水を飲む


吐き気や下痢が激しいようなら無理に食事をするよりも、しっかり水分補給をするようにしましょう。


水分不足で脱水症状を招くようでは、さらに体調を悪化させてしまいかねません。




十分に睡眠を取って体力回復を


睡眠中は体内細胞の新陳代謝を促進するホルモンが出ます。
ホルモンのはたらきのおかげで体の細胞が早く生まれ変わるということになるわけです。




こまめにトイレへ行く


トイレは我慢せずに行きましょう。


ウイルスや細菌を排泄物からも体外に追い出すことができるので、体から出せるものは遠慮もためらいもなしで出していきましょう。




点滴や薬は病院の助けを借りる!


痛みや症状が激しくつらいときは、迷わず病院で点滴や薬を処方してもらいましょう。


市販の薬でも良いのですが、中にはインフルエンザを悪化させてしまう危険のある薬もあるため、病院で適切な薬をもらうようにしましょう。同時に適切でない薬は飲まないことも大切です。


薬について気になる方はこちらもぜひ、参考にしてください!

インフルエンザで頭痛と寒気や吐き気!症状の緩和に市販薬は?




インフルエンザの寒気や胃痛を感じたときの症状を抑える薬や対処法を知っておき、万が一、インフルエンザにかかっても苦痛の緩和を早めていきたいものですね!


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