頭痛や寒気・吐き気は、インフルエンザの代表的な症状のひとつです。


どの症状であれ、できれば早く治したいと思うあまりつい、手軽な市販薬の利用を考えてしまいますが、インフルエンザのときに市販薬を飲んでも問題ないのでしょうか?


とても気になる部分ですね。




ということで今回は

インフルエンザの症状の緩和に市販薬は有効なのか?

インフルエンザにかかったときに飲まない方がいい風邪薬

インフルエンザになったときに飲んでも問題ない風邪薬


などについてまとめてみました。


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頭痛や寒気・吐き気はインフルエンザの症状!?




インフルエンザの初期症状は?




インフルエンザの初期症状に多いのが急な発熱のほかに、頭痛や寒気、吐き気などと言われています。


頭痛や寒気・吐き気など体調に異変を感じた初期の段階から、発熱が38~39℃程度になることもありますが小さな子供や高齢の方、妊娠中の方は一般の大人に比べて免疫力が低いため


それが最初はただの風邪であったとしてもインフルエンザにかかりやすかったり、実際にインフルエンザになった場合に重症化してしまう危険があります。


インフルエンザを防ぎ、体調の異変を早く治すためにも、頭痛や寒気・吐き気を感じたら、できるだけ早めに病院で医師の診察を受けることをおすすめします。


インフルエンザで頭痛と寒気や吐き気


インフルエンザの症状は?




インフルエンザのピーク時には、高熱になることが多いです。


発熱は40℃近い高熱となって、初期症状に見られた頭痛や寒気に吐き気、ときには関節痛などがひどくなってくるばかりでなく



「クシャミ・鼻水や咳といった呼吸器系の症状」まで出てくるケースも多く、一層の注意が必要になってきます。


つらく苦しい状態がしばらく続くことも予想されるので、安静にしておくことはもちろん大切ですが、当事者でなくてもこのような症状の人を近くで見かけたら自分が感染しないように注意しなければなりません。




症状には個人差がありますが、このピークの状態は大抵の場合、初期症状が現れてから1~2日ほど続きます。


3日目あたりから体も少し楽になって、症状も徐々に治まっていくことが多いですが、つらい状態がそれ以上続いたり、ピークの状態が全然治まらないといった場合は、すぐ病院で診断してもらうようにしましょう。


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インフルエンザの症状の緩和に市販薬は有効!?




インフルエンザは市販の風邪薬でも治るの?


そういった疑問を持つ人が多いようですが、結論から言いますと多くの市販薬はインフルエンザには効きません。


2010年前後から流行し始めた新型インフルエンザで死者が増えてきて以降、
インフルエンザがそれまで以上に世間でも大きな注目を浴びるようになりました。


「インフルエンザは命にかかわるリスクもあるもの」という認識が芽生えてきて
「インフルエンザにかかったらすぐ病院へ行く」というのが常識になってきました。


今ではインフルエンザにかかって病院へ行くとタミフルを処方されることが多いですが
昔はタミフルといった抗インフルエンザ薬の存在すらなかったんですね。


タミフルが普及する以前は、漢方薬を飲んで治していた人もいましたが、
当時は薬に頼らず、自宅で1週間ほど療養して自然療法でインフルエンザを治していた人も多かったとも言われています。


今でこそインフルエンザに感染したら、すぐ病院へ行ってタミフルを飲むのが常識のようになっていますが
それ以前は、そもそもインフルエンザの治療に市販薬を使うといった習慣自体があまりなかったというのが現実のようです。




インフルエンザにかかったときに飲んではいけない風邪薬は?




エテンザミドアスピリンといった解熱成分は「サリチル酸系」と呼ばれる薬で、
インフルエンザを発症しているときにこのサリチル酸系の薬を飲むと脳や肝臓に障害を起こしてしまう危険があります。


これらの成分を含む市販薬はインフルエンザの際は、絶対に飲んではいけません。




サリチル酸系の解熱成分
「ケロリン」「バファリンA」といった認知度の高い有名な薬にも含まれますので注意が必要です。




インフルエンザになったときに飲んでもOKな風邪薬は?




逆にインフルエンザにかかっているときに飲んでも問題ない市販薬の成分としては、アセトアミノフェンと呼ばれる成分です。

この成分を含む市販薬として有名なのものに「ラックル」「タイノールA」などがあります。


これらの市販薬はインフルエンザのときに飲んでも安全な成分で作られています。



ただ、実際に服用するときは安心・安全確保のため、事前に医師や薬剤師に相談するようにしましょう。


インフルエンザで頭痛と寒気や吐き気


頭痛と寒気や吐き気解消の市販薬を飲む前に




インフルエンザは頭痛をはじめ、寒気や吐き気を伴うことが多いですが、症状が軽いとき、それはインフルエンザの症状なのか?そうでないのか?わからないで迷うことがありますよね。

例えば、

頭痛がするが痛みは軽度
吐き気を感じるが他の症状はない
熱はあるが微熱(37.5℃)
体がだるいがただの寝不足かも?


この程度の症状のときは、風邪なのか?単なる疲労か?インフルエンザなのか?まったくわかりませんよね。


実は、インフルエンザにかかっていても、「症状が軽い場合、全く症状が出ない」ということもあります。


繰り返しになりますが、こういった症状の軽いケースも含め、インフルエンザへの感染が心配な場合は、病院に行って検査してもらい適切な処置を早めに受けたほうが、インフルエンザにかかった本人はもちろん、その周囲の人に移してしまい迷惑をかけることも少なくて済むでしょう。


病院での検査の結果、仮にインフルエンザではなかったとしても、それはそれで安心でするわけです。


検査結果が実際にインフルエンザだったとしたら、早期に適切な処置を受けられることになるのでそれもそれで安心です。


特に小さな子供や高齢の方が苦しんむ姿をみすみす見るのはつらいですから、大事に至る前にできる対策は手を打っておきたいですね。




インフルエンザから身を守るためにも、頭痛や寒気・吐き気から早く逃れるためにも、市販薬を購入する前に重視しておきたいのは
風邪やインフルエンザに負けない強い体づくりを進めることです。





もしかしたらインフルエンザかも?



少しでもそんな風に感じた時点で使う前に市販薬に関する正しい知識は持っておきたいものですね。


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