空気が乾燥する時期は大人でも
乾燥肌に困ったり喉を痛めたりしがち


赤ちゃんのいるご家庭なら
なおのこと空気の乾燥に気をつけて
適度な温度と湿度を心がけたいものです


赤ちゃんのために安心・安全な加湿器の置き場所は
一体、どのような場所なのでしょうか?




そこで今回は

赤ちゃんのために安全な加湿器の置き場所や向き

赤ちゃんに安心な加湿器の種類と選び方


などについてまとめてみました




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赤ちゃんに安心・安全な加湿器の置き場所や向きは?




好奇心旺盛な赤ちゃんは
何にでもすぐに興味を持ってしまいます


蒸気やスチームの音が出る加湿器は
赤ちゃんが興味津々になる格好のターゲットです


赤ちゃんが興味本位で触って倒したり
やけどしたりしないよう
加湿器の安全な置き場所を確認しておきましょう!




赤ちゃんの手の届かない場所




なんと言っても安全のために
まず意識したい加湿器の置き場所は
赤ちゃんの手の届かない高い場所に置くということです


手の届かない場所と言えば
真っ先に思いつくのが「高い場所」ですね


ただし
高い場所に置くときは


周りに赤ちゃんがよじ登れるようなものがないか?
ということまで注意しておいてください


大人が思っている以上に
赤ちゃんは意外な行動をしたりするものです


高い場所に置くときは「落下の危険」への注意も必要です


しっかり安定感のある状態に設置するだけでなく
万が一のときのために
地震などへの対策もしておく方がいいですね




床に置くときの安全対策




高いところで置き場所を作りにくい場合は
床置きで赤ちゃんのための安全対策をしておきましょう


100均などで売っている
ワイヤーネットで加湿器を囲って
赤ちゃんが触れなくする方法が簡単で安上がりです

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電源コードとコンセントにも要注意!




意外と見落としがちなのが電源コードの安全確保です


赤ちゃんがハイハイやよちよち歩きするときにコードに引っ掛かってしまったり



興味本位でコードを引っ張ってしまうことがあります


カーペットの下をくぐらせて隠したりして
極力赤ちゃんの目に触れないように工夫しましょう




コンセントの部分も
赤ちゃんにとっては危険な箇所のひとつです


コンセントカバーを使うなどすれば安心です

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加湿器の置き場所とカビ対策




最近では
センサー付きで部屋の湿度を適度に保ってくれる加湿器も多いですが
室内の場所によって湿度に違いが出てきます


適正な湿度は55%前後と言われていますので
特に、赤ちゃんのいる付近の湿度がどういう状態か?
定期的に湿度計で確認しておくと安心です




湿度や加湿器の管理次第で
カビや雑菌を生み出してしまうことがあります


カビや雑菌は赤ちゃんの大敵ですので注意しましょう




冬場、室内と屋外の気温差が大きいと
窓に結露が発生しやすくなります


結露はカビ発生の原因になりますので
結露除去シートを使ったり
窓の結露をこまめに拭くなどしてカビ発生を防ぎましょう





カビだけではなく雑菌への注意も必要です


加湿器のフィルターは雑菌が発生しやすく
加湿器の空気の循環を通じて
部屋内に雑菌が蔓延してしまう可能性があります


雑菌を吸い込んでしまうことで
呼吸器のアレルギーとも言える過敏性肺炎になる危険が出てきます


赤ちゃんはまだ肺も小さく
大人に比べ過敏性肺炎にかかりやすいので注意が必要です


赤ちゃんのための安全対策だけでなく健康対策も気になる方のために…

加湿器効果はインフルエンザやアトピーにも! おすすめの使い方




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一般的な加湿器の一般的な置き場所は?




加湿器を置かない方がいい場所




赤ちゃんにとって最適な置き場所を考えるためにも
一般的な加湿器の置き場所についても知っておきましょう




家電製品や木製の家具の近く




家電製品や木製の家具は
直接蒸気が当たると故障や劣化の原因となります


特にテレビやパソコンなどは蒸気に弱いので
加湿器から30cm~40cmは離すようにしましょう




直接エアコンの風が当たる場所




エアコンの風が直接加湿器に当たると
加湿器の温度感知センサーが正常に作動しなくなることがあります


また、床付近は温度が低いため
センサーが過剰に反応して加湿し過ぎになることがあり
結露を生む原因になったり、加湿器への負担も大きくなったりします


加湿器を床付近に置く場合は
床から高さ 70cm~90cm を確保するのがベストです






換気扇やドアの近く




加湿器の蒸気を含んだ空気がすぐ室外に出てしまうことになり
室内が十分に加湿されなくなりますので
換気扇やドア付近も避けたい置き場所です




加湿器を置くのに向いている場所




これらを踏まえると
加湿器を置く場所は部屋の中央が最適ということになってきます


部屋の中央はエアコンからの暖かい空気が循環しているので
その空気の流れで部屋中に効率良く湿度のある空気を拡散できるからです




赤ちゃんに安心・安全な加湿器の種類と選び方




加湿器の種類と特徴




加湿器にはいくつかの種類があります


加湿器の種類ごとの特徴やメリット・デメリットを知って
家庭の状況に応じた加湿器を選びましょう




ハイブリッド式の加湿器




超音波で水を気化させて
熱で殺菌して蒸気を放出するのが「ハイブリッド式加湿器」です

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温風なので気化式よりも加湿効果が高く
やけどの心配もありません


赤ちゃんや子供がいる家庭でも安心ですね


フィルターの交換が必要なことや電気代が少し高くつくこと
加湿器自体も若干高価なことがデメリットです




気化式の加湿器




水を含ませたフィルターに
ファンで風を当てて水を気化させるのが「気化式加湿器」です

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ヒーターを使わないため吹き出し口が熱くならないので赤ちゃんにも安全!


結露しにくく電気代も比較的安くて済む点もメリットです




ただし加湿効果が弱いことや
フィルター交換が必要という点はデメリットとも言えます




超音波式の加湿器




タンクに入っている水を超音波で震わせて
湯気ではなくミストにして加湿するのが「超音波式加湿器」です

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消費電力が少なく、本体価格も安いのがメリットで
デザインも豊富に品揃えされている点が特徴です


ただしタンクの水を綺麗に保っておかないと
水の中で雑菌が繁殖してしまうことがあり
室内に雑菌をまき散らしてしまう可能性もあるので注意が必要です


スチーム式の加湿器




やかんで水を沸騰させるのと同じ原理を使っているのが「スチーム式加湿器」です

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加湿器で沸かしたお湯の蒸気で室内を加湿するスタイルです


スチーム式は、本体価格も安いわりに加湿能力が高いことや
水を沸騰させて蒸気を作るため雑菌を生む危険がないことがメリットです


反面、消費電力が大きいので電気代が比較的高めなのがデメリットです


熱い蒸気を噴出するので
赤ちゃんがいる家庭では特に注意が必要です




赤ちゃんにとって安全な加湿器とは?




このように加湿器の種類ごとにメリットデメリットがあります


赤ちゃんの安全や健康面を考えたときには
熱い蒸気が出たり、不衛生になりやすいものは避けた方がいいですね


汚れた水でも噴き出してしまう超音波式加湿器や
熱い蒸気の出るスチーム式加湿器は
赤ちゃんのことを考えるならできれば避けた方が良いと言えるでしょう


残されたのは
気化式加湿器とハイブリッド式加湿器となりますが


気化式加湿器は
風によって部屋の温度が下がることがありますので、
赤ちゃんが風邪をひいたりしないようにといった注意も必要です


これらを踏まえると
ハイブリッド式加湿器が赤ちゃんにとっては
最も安心・安全と言えます




お値段は少々高めになりますし
フィルターの交換にも少し手間がかかりますが
赤ちゃんのための安心・安全を考えるなら
これが最良の選択になるのではないでしょうか


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