あったかホクホクのぶり大根やおでんから、シャキシャキ大根サラダやさっぱりした大根おろしまで


おいしい大根といえば日本の食卓に欠かせない人気の高い野菜のひとつですよね。


大根は辛い!っていう方もいますけど上半分は辛くないって話し、あなたはお聞きになったことありますか?


「大根にはひげがある」とか「この大根、『す』が入ってる」なんて言われたりもしますが、おいしい大根の選び方と関係はあるのか?


気になる方も多いようです。




ということで今回は

おいしい大根の選び方

大根の色とひげと「す」って?

辛くないのは大根の上半分?


など、おいしい大根の選び方についてまとめてみました。

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おいしい大根の選び方!




おいしい大根の簡単な見極め方は、しっかりと張りがあって、つやつやしているかどうか?…です。


まっすぐで丸みを帯びている大根はしっかり栄養を得て元気にすくすく育った証拠。


手に取ってみて、しっかりした重量感があるものは、それだけ水分を含んでいるのでみずみずしい証拠です。


葉っぱがついたままの大根なら、葉っぱがしおれておらずピンと張りがあるかどうか?が鮮度の見極めポイントになります。




整理してみると…

おいしい大根選びの見極めポイント

しっかりと張りがあって、つやつやしているかどうか?
まっすぐで丸みを帯びているかどうか?
持ったとき、ずっしり重みがあるかどうか?
葉っぱまたは切り落とした葉の切り口が乾燥しているものは鮮度がダウンしている証拠
葉が付いている大根は、葉の色で鮮度の良し悪しが見分けられます
極端に変形している大根は、土の状態が万全でない可能性が高いと言われています



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大根の色とひげと「す」



大根の色と見た目で見極めできる!




大根の表面に張りがありますか?


大根は色が白く、全体に張りとツヤがありますか?


…適度な水分を与えられて育ってきたかどうか?の見極めどころです。


まっすぐに伸びていて、丸みを帯びて太いものを選びましょう。




大根の「ひげ」も要チェック!




おいしい大根選びのポイントの一つに「ひげ」があります。


またの呼び名を「ひげ根」とも言われています。


大根をよく見てみてください。


表面に小さな穴が並んでいるのに気づかれるでしょう。


この小さな穴の列をよく見てみると、まっすぐ縦に並んでいるものと、途中で曲がったり、歪んだりしているものがあります。


おいしい大根、いわゆる甘い大根は、ひげ根がまっすぐ並んでいる大根です。


ひげ根がまっすぐ並んでいるかどうか?は何を表しているのでしょうか?




実は、ひげ根の並び方で大根の「成長の過程や歴史」がわかるんです。


ひげ根が縦にまっすぐ並んでいるものは、無理なくすくすくと育っってきた証拠。


土の中の大きな石や木の根といった障害物のせいでスムーズに成長できず無理に伸びた結果が「まっすぐ並んでいないひげ根」ということになるわけです。


まっすぐに無理なく成長できなかった場合、大根には大きなストレスとなります。


ストレスがかかった大根は辛くなります。


一方、ひげ根がまっすぐ並んでいるものは、ストレスと無縁で育っているので甘いというわけです。


これも大根のおいしさに大きく影響してくるポイントなんですね。




大根の「す」の持つ意味!?




大根に「す」が入る…よく使われるフレーズですね。


「す」とは、大根の細胞と細胞の間にできた気泡が原因でできる組織のすき間です。


大根の根にすき間、ときには穴が空いてスポンジのような状態になってしまう現象を指しています。


大根に「す」が入ってしまう原因は、主に2つ…

栽培中に入ってしまうケース


収穫後の保存方法の問題から入ってしまうケース


です。




最初に、栽培中に「す」が入ってしまうケースで最も多いのが、夏場の暑さの影響


そもそも大根は暑さに弱いです。


真夏の猛暑さらされると葉から大量の水分が奪われて、土の中の根の水分が不足していきます。


これが原因となって根がみずみずしさを失い、スカスカの状態となってしまうんです。


暑い時期に栽培された大根に「す」が入ってしまったものが多いのにはこういった理由があるんですね。




カットして売られている大根なら切り口の断面を見れば「す」があるかないか?は一目瞭然ですが、


丸々一本で売られている大根は断面を見ることができません。


そんなときは葉の切り口を注意して見てみてください。


葉の切り口に白い乾いたような筋が入っているものは、水分量が少なくなっていることの証なので、大根にも「す」が入っている可能性が高いです。




辛くないのは上半分??




大根は葉の付け根側(上部分)の方が甘味が強く、先(下)部分は辛みが強いです。


これは、地表に近い上部分は、寒さで凍ったりしないように自ら不凍液を作り出して甘くなり


根の先(下部分)は、土中の害虫から身を守るために虫除けに効果的な辛み成分が生成されるからと解明されています。


そのため、夏場に育つ「夏大根」は、暑さや病気に強い品種で「辛い大根」が多いです。


一方、「冬大根」は、甘みのあるみずみずしい品種の大根で、蓄えた養分を「ブドウ糖」に変えて不凍液を作り、霜などから身を守る守る働きをします。


このため、冬大根は甘くおいしい大根になるという理屈です。




おいしい大根の選び方、いかがでしたでしょうか?


おいしい大根を選ぶには、鮮度の見極めと甘いか?辛いか?の見極めがポイントです。


鮮度は新鮮であることに越したことはないですが、甘いか辛いか?はどんな料理で大根を楽しみたいかで変わってきます。


上部分は、甘くてシャキシャキしているので、サラダや漬物などの生食向き。


下の部分は、辛いので大根おろしや煮物にすると良いですね。




和食に不可欠な人気の野菜、大根です。


あなたが上手に美味しい大根選びをされることを願っています!


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